日本プロ野球では、リーグ優勝や日本シリーズ制覇した時に『ビールかけ』を行う風潮がありますよね!
アメリカメジャーリーグの『シャンパンファイト』が起源と言われていて、それに習い日本で馴染みのあるビールを使用してお祝いをするのが『ビールかけ』であると言われています。
しかし、時代的背景もあってか、ビールかけの開催になたり「もったいない」という声があがっていたり、球団ごとに開催条件が違うことが話題になっています。
そこで、この記事では日本プロ野球における『ビールかけ』の開催意義と、DeNAだけがなぜCS(クライマックスシリーズ)制覇でビールかけを行うのかについて紹介しています。
気になる方は、ぜひ最後までご覧ください!
ビールかけはもったいない?開催意義3選!
近年のフードロス問題などの影響もあり、ビールかけに対して「もったいない」という声も多く上がるようになってきました。
確かに、ビールかけは飲まずに掛け合っているだけで、本来の楽しみ方ではないように思います。
しかし、ビールかけの開催意義を調べてみると、「もったいない」ことないような気がしてきました!
そこで、ビールかけの開催意義について以下の3つが挙げられるので、順番に紹介していきます。
- ビール会社の宣伝効果
- プロ野球の伝統行事
- チームの団結力を高めて喜びを共有できる
開催意義①:ビール会社の宣伝効果!
ひとつ目の開催意義は、ビール会社の宣伝効果にあります。
ビールかけの様子は、ニュースなどで繰り返し放映されて、選手たちが喜びを爆発させている様子を見ることができますよね!
ファンからしても、一緒に喜び、お酒を飲みたくなりますね!
特に、ビールかけのスポンサーを務める会社にとっては、テレビで放映されることもあり、大きな宣伝効果があると言われています。
CMなどでも、名前を視聴者に焼き付けるだけで、購入意欲を引き出せる要因になります!
ビールかけで使われるビールは、広告宣伝にとって欠かせない存在であることによって、「もったいない」ということは無いと言えそうです。
開催意義②:プロ野球の伝統行事!
二つ目の開催意義は、ビールかけはプロ野球の伝統行事である点です。
ビールかけのルーツは1959年まで遡り、アメリカでのプレー経験のある選手がメジャーリーグのシャンパンファイトにならって開催を提案した経緯があるようです。
小さい頃から、ビールかけの様子はテレビで見る機会がありました!
そんな伝統行事はプロ野球だけにとどまらず、日本の至る所で行われていますよね!
地域ごとに秋祭りなどで、日本酒をお庭や畑などにまく風習が全国で行われているように、伝統行事として古くから伝わっている文化は多数存在しています。
そんな伝統文化のひとつが「ビールかけ」であり、テレビなどで目立つので「もったいない」という声も上がるようですが、伝統文化を守ることも大切のように感じます。
なんでも「もったいない」としたら、少し窮屈ですね!
言い換えれば、”古き良き”を体現しているのが、日本プロ野球の「ビールかけ」なのかもしれませんね!
開催意義③:チームの団結力を高めて喜びを共有できる!
3つ目の開催意義は、チームの団結力を高めて、喜びを共有できる行事である点です。
テレビで放映されるビールかけの様子は、みんな嬉しそうですもんね!
”優勝”の目標に向けて、1年間いろんな努力をして達成した出来事に対して、チームで喜びを爆発させるのが「ビールかけ」の最大の開催意義なのではないでしょうか?
監督やコーチに選手がビールをかける光景を見ると、チームの雰囲気が良いことが伺えますね!
1年のシーズンがあれば、結果が出ない時期や悔しいこともあると思いますが、それを乗り越えてみんなで助け合いながら達成した目標を喜び合うのには、ビールかけという伝統はもってこいなのかもしれませんね!
DeNAがCS(クライマックスシリーズ)制覇でビールかけを行う理由3選!
ビールかけは基本的には”リーグ優勝”と”日本シリーズ制覇”した時に行われるのが通例です。
しかし、DeNA横浜ベイスターズだけは、過去に2度CS(クライマックスシリーズ)制覇でビールかけを行なっています。
他の球団は行なっていないのに、なぜDeNAだけ行うのかしら?
DeNAだけが、CS制覇でビールかけを行う理由についても考察していきます!
DeNAだけが、CS制覇でビールかけを行う理由を以下の3つ考察してみましたので、順番に紹介していきます。
- リーグ3位からの下剋上で盛り上がったから
- ビールかけを行うことで日本シリーズに向けて団結力を高めるため
- なかなかリーグ優勝などできない球団だから!?
理由①:リーグ3位からの下剋上で盛り上がったから!
ひとつ目の理由は、DeNAはリーグ3位からの下剋上でCSを制覇して、球団もファンも盛り上がったから、ビールかけを開催した可能性があるという点です。
基本的に、CSはリーグ戦上位の球団の方がアドバンテージや試合開催場所も含めて有利な傾向にあります。
不利な状況をひっくり返して勝ち進んだことによって、喜びはさらに高まることでしょう。
でも他球団で、3位からの下剋上でビールかけを開催した事例は他にないです・・・。
DeNAだけは、CS制覇でビールかけを行う独自の”伝統”が築かれつつあるようですね
下剋上での喜びが、ビールかけ開催の理由になっているのかもしれませんね!
理由②:ビールかけを行うことで日本シリーズに向けて団結力を高めるため!
二つ目の理由は、CSの後に控える日本シリーズに向けて、チームの団結力を高めるために開催している可能性がある点です。
CS制覇であれ、ビールかけでチームの雰囲気をよくすることが、次の日本シリーズに向けてプラスに働くことを狙って戦略的に行なっているのかもしれません。
確かに、チームとしての団結力は高まりそうですね!
日本シリーズ制覇して、「もう一度ビールかけするぞ!」というモチベーションにもなりそう!
DeNAは、他球団が行わないCS制覇によるビールかけを、日本シリーズでの勢いをつけるために、”敢えて戦略的に”行なっているのかもしれません!
理由③:なかなかリーグ優勝などできない球団だから!?
最後の理由は、DeNAがなかなかリーグ優勝をできな球団だからという点です。
DeNAは、巨人や阪神に比べて、優勝回数が少ない球団であり、リーグ優勝をしてビールかけをする機会が少ない球団であることは間違いありません。
そこで、CS制覇はビールかけ開催の”きっかけ”になることは間違いありません。
なかなかビールかけをできないチーム事情が、関係している可能性もあるということですね!
プロ野球選手としても、一度は小さい頃から見ていたビールかけを経験してみたいですよね!
なかなか優勝できないチーム事情もあり、ビールかけを行うきっかけをCS制覇でつくているのかもしれませんね!
まとめ
この記事では、日本プロ野球におけるビールかけについて開催意義と、DeNAだけがCS制覇でビールかけを行う理由について紹介していきました。
日本プロ野球界におけるビールかけの伝統と、DeNA独自のビールかけの伝統が少し違ってきているのかもしれません。
それには、DeNAのチーム事情などが関係していて、他球団ファンからしたら疑問の声があがっています。
しかし、チームの団結力向上など、ビールかけを行うことで日本シリーズに向けて勢いがつく可能性があることも確かです。
そもそもビールかけ開催の決まりはないので、球団ごとに決まりがあってもなんら問題はありません!
ビールかけがきっかけで、日本シリーズを制覇できれば、DeNAの戦略勝ちですもんね!
ビールかけという伝統は、今後も長く続くのか、時代によって姿が変わっていくのかも、注目ですね!