野球の国際大会といえば、プレミア12やWBCを思い浮かべる人も多いかと思います。
プレミア12とWBCは、盛り上がりの違いや、出場する選手の違いを疑問に思う人も多いようです。
特にプレミア12には、なぜ大谷翔平選手などのスーパースターが出場しないのか、疑問に思う人も多いことでしょう。
そこで、この記事ではプレミア12とWBCの違いを紹介しています。
【野球】プレミア12とWBCの違い5選!
調査してみると、プレミア12とWBCには様々な違いがあるようです。
この違いを理解することで、出場する選手の違いや、盛り上がりに違いがあることに納得することができるでしょう。
早速、2つの大会の違いについて解説していきます。
違い①:主催者の違い
最も大きな違いと言えるのは、主催者が違うという点です。
- プレミア12・・・WBSC(世界野球ソフトボール連盟)
- WBC ・・・MLBとMLB選手会(メジャーリーグ)
それぞれ主催者の開催する目的も違っており、プレミア12では国際的競技普及、WBCでは商業的な側面が開催意義となっているようです。
WBCの商業的な側面により、メディアでも全国的に取り上げられ、多くの注目が集まるため、スター選手の出場が可能となっているようです。
商業的な一面を強く推すのは、なんともアメリカらしいですね!
また、WBCはメジャーリーグが主催者であるため、選手の参加権限にも大きく関係している点も、出場選手の違いに大きく影響しているようです。
違い②:開催時期の違い
開催時期についても大きな違いがあります。
- プレミア12・・・シーズン終了後の11月
- WBC・・・シーズン前の3月
1年間シーズンを戦い抜いた主力選手からしたら、そこからさらに国際大会に出場することは、相当なエネルギーを要することでしょう。
休むことも、来シーズンに向けては大切なことです!
ベテランの域に入ってくると、より体のケアが必須となってきます。
そのため、シーズン終了直後に行われるプレミア12では、比較的元気な若手が経験を積むために出場する傾向があるようです。
違い③:参加する国の数の違い
参加する国の数にも大きな違いがあります。
- プレミア12・・・世界ランキング上位12カ国
- WBC・・・20〜30カ国
参加する国の数は試合数にも直結します。
WBCの方が試合数も多く、スター選手も出ているので盛り上がりますよね!
プレミア12の開催目的が、国際的競技普及のためなのもあり、1試合1試合の重みも違っているのかもしれません。
違い④:球数制限の有無
球数制限の有無にも違いがあり、ルールが異なる点も興味深いです。
- プレミア12・・・無し
- WBC・・・有り
球数制限に関しては、日本プロ野球やメジャーリーグなどでも設けられていないルールです。
WBCのみの、特別ルールとなっているようです。
球数制限の有無には、様々な声が上がっていますが、調子の良いピッチャーでも一定の間隔で降板することから、点数が動くスリリングな展開になることが多いのが特徴です。
商業的な側面を押し出しているWBCにとっては、もってこいのルールなのかもしれません!
違い⑤:選手構成の違い
皆さんが一番疑問に思っているであろう、選手構成にも大きな違いがあります。
- プレミア12・・・国内若手選手中心
- WBC・・・メジャーからもスター選手を選出
プレミア12では、国内の若手選手を中心にメンバー構成をされていますが、WBCではメジャーリーグでも活躍するスター選手もメンバーに名を連ねます。
イチローや大谷翔平など、その時代のスタープレイヤーがWBCには出場していましたよね!
なぜメンバー構成がこれほどに違うのかは、次の項から詳しく解説していきましょう!
【野球】プレミア12とWBCでは開催目的が異なる!
プレミア12とWBCでは開催目的が異なることが、出場選手の違いに大きな影響を与えているようです。
商業目的でもあるWBCは、エンタメ性などの観点もあり、優勝賞金も莫大です。
- プレミア12・・・2億2500万円(2024年大会)
- WBC・・・4億500万円(2023年大会)
およそ2倍近くの賞金に差があることから、各国の協会や選手のモチベーションに違いが出ることも頷けます。
WBCは勝ち進むごとに追加ボーナスで賞金がさらに加算されていく仕組みのようです!
優勝賞金だけ見ても、WBCの方が華やかな大会になることは必然と言えるでしょう。
プレミア12では日本は若手育成の場として”トップチームB”での出場をしてきた!
これまで紹介した違いにより、日本ではプレミア12を若手選手の育成の場として”トップチームB”での出場をしてきました。
開催時期の違いや、メジャーリーグの出場規制に加え、優勝賞金の違いにより、日本だけでなく他の強豪国も同じように捉えているようです。
強豪アメリカも、知ってる選手はほとんど選出されていませんでした。
日本は若手中心とはいえ、日本プロ野球ですでに1軍で活躍している選手が多く名を連ねています。
しかしWBCで決勝を戦ったアメリカは、メジャーリーグから選出された選手は0で、マイナーリーグやメキシカンリーグに所属している選手ばかりで構成されていました。
プレミア12は、若手選手に国際大会の経験を積ませて、WBCで優勝するための重要な位置として捉えているのかもしれませんね!
まとめ
この記事では、野球の国際大会である、プレミア12とWBCの違いについて紹介してきました。
調査してみると、2つの大会は開催目的の根っこの部分から違いがあるようです。
そのため、各国の出場意義や選手構成などに大きな影響をもたらしている一面があることがわかりました。
正直WBCの方が華やかで盛り上がる大会であることは間違いありません。
しかし、プレミア12で活躍をした選手が、数年後のWBCで活躍するまでのストーリーを追うことで、野球がより楽しめるかもしれませんよ!
そういった意味で、プレミア12も日本にとって大切な大会であることは間違いありません。