毎年、年末に発表されるユーキャン流行語大賞が2024年も発表されて、「ふてほど」というワードが選出されたことが話題になっています。
この「ふてほど」というワードをめぐって、ネット上で「聞いたことない!」など批判的な声も多く上がっているようです。
流行語大賞なのに、多くの人が知らない言葉が選出されるといった現象に、疑問の声も多く上がっているようです。
そこで、この記事では「ふてほど」というワードの意味と、批判的な声が上がっている原因について深掘りしています。
ふてほどの意味はドラマ「不適切にもほどがある」の略称!
”ふてほど”の意味は、2024年に阿部サダヲさん主演でヒットしたドラマ「不適切にもほどがある」の略称のようです。
現在から昭和にタイムスリップした、主人公を演じる阿部サダヲさんが、カルチャーショックを受けながらも奮闘する物語が話題になりました。
昭和の雰囲気を懐かしむ視聴者も多かったようですね!
放送終了後には、ネットニュースなどにも度々上がり、話題性のあるドラマとして毎週楽しみにしていた人も多かったと思います。
2024年の大ヒットドラマとして評価の高い作品だった!
そんな「不適切にも程がある」のは、2024年に最も話題となったテレビドラマの1つという評価を受けているようです。
僕の父母も、珍しくこのドラマに夢中になっていました!
「見ていないテレビマンの方が少ない!」と言われるほど、業界内の評価もとても高かったようです。
昭和の時代に許されていたけど、現在社会では許されないことを、社会風刺的に描いたこのドラマは、多くの世代から注目を集めて、評価されていたようです。
当たり障りのない昨今のテレビ番組に、一石を投じた刺激のあるテレビドラマだったと言えるでしょう。
”ふてほど”は不適切報道!?流行語なのに認知度が低い!
そんな大ヒットしたドラマの略称である「ふてほど」というワードが、2024年の流行語大賞に選ばれたわけですが、認知度が低すぎると話題になっています。
流行語大賞なのに認知度が低いって、確かに違和感がありますよね!
中には、「ふてほど」というワードに馴染みがなさすぎて、Xを中心に”不適切報道”の略称と勘違いする声も上がっており、トレンド入りする有様です。
納得感のない流行語大賞のワード選定には、批判的な声も多く上がっているようですね。
流行語大賞選出に批判的な声が上がっている理由3選!
今回「ふてほど」の流行語大賞選出には、多くの批判的な声が上がっているようです。
中には、流行語大賞のあり方についても再考した方が良いという意見もありました。
そこで、ここからは2024年の流行語大賞「ふてほど」の選出に伴って、流行語の選出に対する批判的な声が上がっている理由を深掘りしていきます。
理由①:誰も”ふてほど”と略していない?
1つ目の理由は、ドラマは確かに流行しましたが、誰も「ふてほど」と略していないという声が多く目立ったことです。
ドラマにはハマってたが、「ふてほど」というワードは初めて聞いたという声もありました!
「不適切にも程がある」を、わざわざ「ふてほど」と略している視聴者がそもそもいなかったことが、批判的な声が上がっている一番の要因のようです。
ドラマに向けられた批判ではなく、略称が流行語大賞に選出されたことへの批判が多数上がっているようです。
理由②:流行語大賞の意義について見直すべきとの声!
批判されている2つ目の理由は、そもそも流行語大賞の意義について見直すべきという声も多く上がっている点です。
では、ここ最近の流行語大賞は、どのようなワードが選出していたのかおさらいしてみましょう。
- 2023年: 「アレ(A.R.E)」
- 2022年: 「村神様」
- 2021年: 「リアル二刀流/ショータイム」
- 2020年: 「3密」
- 2019年: 「ONE TEAM」
- 2018年: 「そだねー」
- 2017年: 「インスタ映え」と「忖度」
- 2016年: 「神ってる」
どうやら、スポーツに関連するワードが多く選出しているようですね。
正直スポーツ見てない層からしたら、なんの言葉か分からないワードも多いのではないでしょうか?
現在は昔に比べて、テレビの影響力が薄れてきている時代となっています。
”流行語”といっても、一部界隈で流行っている言葉なだけであって、一歩外に出ると聞いたことのない人も多いワードになりつつあるようですね。
理由③:世代によって流行語が分離している!
最後の理由は、世代によって流行語が分離している現代社会において、流行語大賞の意義が薄れているという批判的な声も多く上がっている点です。
先にも述べたように、みんながテレビを見ていた時代から、個人個人がYoutubeや動画配信サービスを使いコンテンツを楽しむ時代になってきています。
今回選出された”テレビドラマ”である「不適切にも程がある」事態を知らない若者世代も多くいるようです。
テレビドラマは見ずに、Netflixなどのオリジナルドラマの視聴が中心になっている世代も目立ちます。
”流行”が日本人全国民みんなが熱狂するスポーツ以外で、生まれにくい現代社会において、流行語大賞の存在意義が薄れてきているという声も多く上がっているようですね。
まとめ
この記事では、2024年流行語大賞となった「ふてほど」の意味と、選出に対する批判的な声について紹介してきました。
「ふてほど」の認知度が低すぎるあまり、「不適切報道」など誤った捉え方をされているようです。
流行語大賞は、時代の流れにより年々知らないが選出されているように感じます。
昔みたいに、お笑い芸人のキラーフレーズがランクインすることが難しく、スポーツに関連するワードが多く選出されているのも、時代背景によるものでしょう。
今後、流行語大賞のあり方についても再考していく余地がありそうですね。