乗馬騎手は、レース前日からスマートフォンなどの通信機械を使用することを禁止されていますが、一体なぜなのでしょうか?
現代社会において、スマホ禁止は厳しすぎるような気がします・・・。
そこで、この記事では乗馬騎手がスマホ禁止の理由と、世間はどのようにそのルールを受け止めているのかをまとめています。
ぜひ、最後までご覧ください。
【なぜ】乗馬騎手がスマホ禁止の理由は八百長を防止するため!
乗馬騎手がスマホ禁止の理由は、八百長を防止するために定められているルールです。
競馬は日本で開催されている公営競技(公営ギャンブル)のひとつでルールが厳しく規定されています。
競馬の収益は国庫や地方財政に貢献しています!
そんな公営ギャンブルということから、八百長が行われることは許されません。
競走馬の健康状態などを他の人に伝えたり、レースの結果を決める八百長などが行われることを防ぐために、スマホの使用が禁止されています。
スマホ禁止はレース前日からレース終了まで!
レースの前日からレースの終了までの時間に、スマホの使用は禁止されています。
騎手はレース前日の午後9時までに、調整ルームという選手の宿泊する場所に入室しないといけません。
その調整ルームに入ると、スマホの使用が禁止されます。
騎手に至っては、競馬場内全域でスマホの持ち込みと使用を厳しく禁止しています。
とても明確に、全くの使用を禁止しているようです。
”競馬法”という法律があり、違反すると刑事処分や行政処分の対象に!
このスマホの使用禁止は、”競馬法”という国の法律で定められており、違反すると刑事処分や行政処分の対象になってしまいます。
スマホを使うだけで、法律違反になってしまいます・・・。
- 罰金刑:30万円〜100万円の罰金
- 行政処分:2〜5年の競馬関与停止処分(重大な場合は無期限停止や免許剥奪なども)
公営ギャンブルにおける信頼を担保するために、乗馬騎手にはレース前の情報管理に関して徹底しているようですね!
乗馬騎手のスマホ禁止は妥当?やりすぎ?みんなの声は?
このスマホ禁止のルールには、競馬ファンとそうでない人との間で、印象が全く違うようです。
競馬にあまり詳しくない私にとって、スマホ禁止はやりすぎなルールなのでは?
競馬ファンにとって、スマホを使用した関係者がいた場合は厳しい声が上がることが多いようです。
両者の間に、どのような考えの差があるのかを調べてみましたので、紹介していきます。
乗馬騎手スマホ禁止は妥当!競馬ファンは信頼性維持を重視!
競馬ファンにとって、乗馬騎手のスマホ禁止は妥当と思っている方が多いようです。
中には、処分をさらに重くするべきという声もあるくらいでした。
- 競馬の公平性を担保するために、スマホ禁止は妥当!
- プロ意識を持って、ルールはルール!ちゃんと従わないとプロ失格だと思う!
- 通信機の使用禁止は今に始まったことではない!昔からそうだから今後も同じルールで運営していくべき!
競馬ファンは、公平なギャンブルだからこそ楽しんでいるという一面もあるようですね。
そんな公平性がなくなれば、競馬離れの可能性も示唆されます。
乗馬騎手スマホ禁止やりすぎ?現代社会でスマホ禁止は難しいのでは?
一方で、スマホ禁止のルールは”やりすぎ”なのではないかという声も上がっています。
現代社会を生きる上で、スマホを1日以上触れない環境をあまりイメージできませんね・・・。
- 現在の技術があれば、一定のアプリの使用だけ制限してそれ以外は使用できるようにするとかできそう。
- スマホ禁止は、現代社会と乖離しすぎている気がする・・・。
- プライベートな緊急連絡も迅速に取れないとなると、親族にとっても心配ですよね・・・。
スマホは現代社会において、日常で一番使用する機会が多いアイテムなのかもしれません。
そのスマホの使用禁止は、あまりにも厳しすぎるという声も多く上がっているようです。
スマホ持ち込みによる八百長事件の実例も!厳しくなるのは妥当?
賛否両論あるスマホ禁止ですが、過去にはスマホが原因で大きな八百長事件が発生しています。
- 当時騎手だった西川昌希氏は繰り返しスマホで外部と連絡をとり、八百長を行なっていた。
- 合計3000万円以上の賄賂を受けとり、繰り返し八百長を行なっていた。
- 西川昌希氏は逮捕された。
過去にこのような事例もあることから、スマホ禁止しないと公営ギャンブルとしての競馬が楽しめないものになる可能性もあります。
よって、スマホ禁止などのルールが厳しく定められて、処分が重くなることも妥当と言えそうです。
まとめ
乗馬騎手がスマホ禁止されている理由や、世間の反応についてまとめました。
乗馬騎手のスマホ禁止は、国が運営する公営競技の公平性を担保するために、必要なルールなようです。
一方で、主に競馬ファン以外からは”厳しすぎる”や”やりすぎ”といった声もみられます。
競馬ファンと、そうでない人との間に認識の違いがあることがわかりました。
競馬をより多くの人が楽しめるために、また乗馬騎手になりたいという人が増えるように、ある程度のルール改正も必要なのかもしれません。