2024年シーズンまで広島東洋カープに所属していた久里亜蓮投手が、海外FA権を獲得しメジャー挑戦を模索した結果、オリックス・バファローズに移籍することを決めたことが話題になっています。
久里亜蓮投手といえば、開幕投手を務めるなどカープの中心選手の1人でしたよね!
国内移籍となった久里亜蓮投手には、カープファンから残念に思う声が多く上がっているようです。
さらに、カープとの交渉テーブルにも付かなかったことが明かされており、久里亜蓮投手がカープの残る気が全くなかったのではないかとも言われています。
そこで、この記事では久里亜蓮投手がカープからオリックスに移籍を決めた理由について紹介しています。
ぜひ、最後までご覧ください!
久里亜蓮がオリックスにFA移籍を決めた理由5選!
久里亜蓮投手がカープからオリックスにFA移籍を決めた理由について調査してみました。
カープとの交渉の席にも付かなかったことから、久里亜蓮投手は少なからずカープに不満を抱いていたことが伺えます。
そこで、ここからは久里亜蓮投手がオリックスにFA移籍を決めた理由について深掘りしていきます!
理由1:カープの貧打で投手としての成績を残せなかったから!
1つ目の理由は、2024年シーズンのカープは貧打で、好投しても援護されずに成績を残せなかったからという点です。
2024年シーズンのカープの貧打を物語るデータを紹介します。
- チーム打率が.237とリーグワースト
- チーム本塁打数も51本でリーグ最下位
- チーム首位打者の秋山翔吾でさえ、打率.289と3割に届かず
- 規定打席到達者で.280以上の打者はわずか2名(秋山翔吾と小園海斗)
今年だけの不調という問題でなく、規定打席到達者がわずか2名しかいないことで、来季以降も貧打が続く可能性が高いことが伺えます。
打者の援護がないと、勝利投手になれませんもんね。
大谷翔平選手の55本の本塁打の数に、球団が負けていることでも話題になりましたね。
先発投手として成績を残すためには、貧打のカープから抜けしたいという思いが久里亜蓮投手の中にあったのかも知れません。
理由2:マツダスタジアムの猛暑でのピッチングに不満があったから!?
マツダスタジアムの猛暑でのピッチングに不満があったことも理由にあげられそうです。
カープの球団全体でも、8月終了時まで首位を走っていたチームが、猛暑の疲れからか9月以降は歴史的大失速を記録してしまったことは記憶に新しいですよね。
まさかのクライマックスシリーズの出場権も獲得できませんでした。
ドーム球場で快適にプレイできるホームスタジアムを持っている球団の方が、夏場の疲れの蓄積は少ないことが明らかですよね。
最近の夏の暑さは異常ですからね。
また、広島のマツダスタジアムはプロ野球屋根なし球場のなかで一番西側に位置しており、阪神のホーム球場の甲子園と比較しても、4.1度も高いことがデータとして出ています。
これは投手にとっても厳しいデータで、夏の猛暑のピッチングで成績が落ちたと考えてもおかしくありません。
少しでも快適にプレイできる環境を選択したいという九里亜蓮投手の想いがあったのかも知れません。
理由3:パ・リーグのDH制でピッチングに集中したいから!
パ・リーグに属しているオリックスは、DH制を採用しており投手が打席に立つ必要がありません。
セ・リーグの場合だと、投手の準備を優先したい場合でも、打順が回ってくれば打席に立つ必要があります。
また、チャンスの場面で投手に打順が回ってくれば、代打を送られて続投をできる機会が減ってしまうという特徴もあります。
投手にとっては、あまりメリットがないのがセ・リーグですね。
DH制でピッチングに集中できる球団に移籍したいという想いが、久里亜蓮投手にあったのかもしれません。
理由4:オリックスの方が年俸が高いから!
カープが提示した年俸よりも、オリックスが提示した年俸が良かったことも、移籍を決断した理由にあげられそうです。
マツダスタジアムの完成やグッズ販売で好調とはいえ、他球団に比べて年俸が低いイメージがカープにはありますよね。
2球団の提示した条件を比べてみましょう。
- カープ:推定1億4000万円
- オリックス:推定2年最大4億円
年俸もオリックスの方が高いだけでなく、複数年契約といった点でも、オリックスの方が好条件だったことが明白に出ています。
働く上で、条件は大切ですよね!笑
ベテランの域に差し掛かってきた久里亜蓮投手にとって、年俸などの条件も考慮した上の移籍の決断だったようです。
理由5:メジャーリーグからは思ったようなオファーがなかったから!
最後の理由は、久里亜蓮投手が目指していたメジャー移籍が叶わなかったから、オリックスに移籍したという点です。
そもそも久里亜蓮投手は、メジャーリーグに移籍することを公言して海外FA権を行使することを表明していました。
まさかの国内移籍に驚いたファンも多かったようです。
FA宣言から、わずか1ヶ月のオリックス移籍には、メジャーリーグから思ったようなオファーがなかったことが推測されます。
メジャーリーグからオファーがあった場合は、通常よりも長期間の交渉や検討が行われることが一般的で、短期間の移籍決断には、メジャーからのオファーが無かった可能性もあるでしょう。
そこで手を差し伸べたのが、オリックスだったわけですね!
メジャーリーグへの移籍を目指した久里亜蓮投手でしたが、思ったようにことが進まなかったことが、国内移籍に至った原因と言えそうです。
久里亜蓮は過去には”生涯カープ宣言”もしていた!
久里亜蓮投手といえば、前田智徳さんが引退した際に”生涯カープ宣言”をしていたことも話題になっていました。
これは、入団1年目の久里亜蓮投手がインタビューで、引退をした前田智徳さんについて触れた一幕での発言です。
「自分は一途で頑張りたいんです」
「前田徳さんはカープ一筋で一途にプレーされた。僕も活躍しても、格好いい男でありたい」
「野球をできる限りは広島でプレーする」
ここまで熱い思いをカープに持ってくれていたのに・・・。
この”生涯カープ宣言”が、現在掘り起こされているわけですね!
久里亜蓮投手の”生涯カープ宣言”は、果たされない約束となってしまったようです。
”生涯カープ宣言”をした当時から疑問の声が上がっていた模様!
しかし、九里亜蓮投手が”生涯カープ宣言”をした当初から、カープファンから疑問の声が上がっていたようです。
- 「人の思いなんて簡単に変わっちゃうから・・・」
- 「そのうち『妻子が出来て考えが変わった』パターンやな」
- 「数年後
???『せっかく頂いた権利だし他球団の評価を聞いてみたい お金ではない』」
鳥取県出身の当時22歳の久里亜蓮投手は、同じ中国地方の球団であるカープに愛着を持っていたのでしょう。
しかし、そんな若いルーキー投手の”生涯カープ宣言”を信じるファンは少なかったようです。
みんな悲観的すぎる!?
金本・江藤・新井など、これまで数々の看板選手が去っていった過去がありますからね・・・。
ファンの憶測通り、久里亜蓮投手の気持ちは年月を経て変わってしまったようですね。
これまでの地方球団であるカープの歴史から、久里亜蓮投手の生涯カープ宣言は、ファンにあまり真摯に受け止められていなかったようです。
まとめ
この記事では、久里亜蓮投手がオリックスに移籍を決めた理由について紹介してきました。
カープとの交渉の席にも付かなかったことから、久里亜蓮投手は球団に何かしらの不満があったことが伺えます。
理由を踏まえると、ベテランの域に達した久里亜蓮投手が、長く投手として成績を残し続けていくために、オリックスを選択した可能性が高いでしょう。
”生涯カープ宣言”で話題にもなりましたが、その約束は果たされないままとなってしまったようです。
久里亜蓮投手はオリックスでどのような活躍をしてくれるのか、期待しましょう!